新着情報

鼻に投与するインフルエンザワクチン:フルミスト

・11月8日(月)より受付を開始します。

・お電話もしくは受付のみでの予約になります。

・お電話、受付での詳しい内容についてのご質問はご遠慮ください。

・内容については下記をご参照ください。

・接種の前にご不明な点などがあれば、医師に直接お尋ねください。

<港区の「おりつクリニック」のホームページより引用(一部改変):了承は得ています>

 フルミストとは、鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。活性を低下させたインフルエンザウィルスを鼻腔内に噴霧することで体内でインフルエンザ感染と類似した環境を作り、インフルエンザウィルスに対する免疫を誘導します。2003年にアメリカで承認され、2011年にヨーロッパで承認されていますが、日本では未承認のワクチンです。

 注射型のワクチンと比較してメリットだらけのワクチンというわけではないことをご理解いただき、フルミスト接種をするかの最終判断はご両親/本人で行っていただきますようお願いいたします。

1:フルミストと国産不活化ワクチンの違い

<優れている点>
・通常インフルエンザウィルスが侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、高い発症予防効果が得られる
・活性を低下させたウィルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと異なる株に対しても軽症化し
 てくれる
2歳~7歳で特に有効といわれている。
・鼻腔内に噴霧するため、疼痛刺激が少ない
・効果持続が長い

<注意するべき点>
・接種後、軽い感冒様症状(鼻水・咳など)を、約50%の方で認めます。また、微熱を含めて発熱を約10%
 方で認めます。症状の程度により、抗インフルエンザ薬を投与する場合がありますのでその際はご相談くだ
 さい。
・日本国内では、厚生労働省の承認が下りていないワクチンです。そのため、副反応が生じた場合には医薬品
 副作用被害者救済制度が利用できず、基本的には自己責任での接種になります(おりつクリニックでは過去
 の接種で強い副反応を生じた例はありません)。
・安全に接種できる条件があります(下記)。

2:接種対象となる方、接種できない方

<接種対象となる方>
2歳以上、49歳以下
8歳以下で、今までにインフルエンザにかかったことが無く、またインフルエンザワクチンを1回も受けたこ 
 とが無い方は2回接種が必要ですが、他の方は1回接種です(今までに1回でもインフルエンザにかかったか、
 1回でもインフルエンザワクチン(注射含む)を接種したことがある方は1回です)。

<接種できない方>
2歳未満の方、50歳以上の方(有効性が実証されていません)
5歳未満で今までに喘鳴を指摘されたことのある方、1年以内に喘息発作のあった方
・心疾患、肺疾患・喘息、肝疾患、糖尿病、貧血、神経性疾患など慢性疾患をお持ちの方
・免疫不全者と接触を持つ方
・アスピリン内服中の方
・妊婦、または妊娠の可能性のある方
・重度の卵アレルギーをお持ちの方(卵摂取でアナフィラキシーの既往のある方)
・他、医師が接種不適当と認めた方

3:負担金額

18,000円(税込)です。

4:その他の注意

・未成年の方は、保護者の同意とサインが必要です。
・中学生以下の方は、母子手帳をご持参ください。
・接種時に号泣するお子様場合、多量の鼻汁でワクチンがうまく鼻腔に入らず、効果が弱ってしまうため接種 
 できない場合があります
・接種時に鼻水・鼻づまりの症状がある場合、効果が半減してしまうため接種出来ない場合があります。
・接種後30分ほどは、すぐクリニックに戻れる場所にいて頂き、副反応などがないか十分観察してください。
・接種後すぐの過度な運動、接種後7日以内のスイミングは控えていただきます。
・接種後の入浴や軽いジョギングなど通常の生活は可能です。
・鼻水・鼻づまり・頭痛・発熱などの副反応がみられることがあります。
・6ヵ月未満の赤ちゃんがいるご家庭の方、重篤慢性疾患をお持ちの方は、接種前にご相談ください。
・生ワクチンのため、女性の方は1ヶ月ほど妊娠をお控えください。
・前4週間以内に生ワクチンを接種された、またリレンザ・タミフル・ゾフルーザ等の内服をされた方は、それ
 らの接種・内服から4週間以上空けてご予約をお取りください。また接種後2週間は抗インフルエンザウイル 
 ス薬の使用はお控え下さい。

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