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小児科の対象年齢

「小児科って何歳までですか?」

と、よく聞かれます。

 

まず、結論から。

 

少なくとも当院は、赤ちゃんから18歳までです。

迷うなら、一旦小児科を受診してください。

保護者の方でも、風邪や鼻炎のお薬の処方、予防接種等は対応します。

 

さて、説明です。

 

多くの場合、小児科の対象年齢は、生まれてすぐの赤ちゃんから15歳(中学生いっぱい)

までだと思います。

でも、小児思春期科と名乗っている大学や病院もあります。

私も、思春期も含めて、だと考えています。

 

以下は、どうしてもおどかし的な印象を持たれてしまうかもしれませんが、悪しからず。

 

1ヶ月健診は、お母さんの健康も考えると、産科で受けていただくのも良いですが、

やはり赤ちゃんは小児科に見せていただきたい、というのはあります。

そのとき既にある問題などに気づけますし、育児全般のご相談にもおこたえできます。

当院では、無料の1ヶ月健診を行なっています(ケイツーシロップは有料)。

ぜひご利用ください。

 

その後の乳幼児期は成長・発達が著しい時期です。

それは、裏を返せば不安定で個人差も大きな時期でもあります。

このころに発症する小児特有の病気もあります。

他のことで受診されて、こちらが初めて気づけることがあります。

 

特にアレルギーに関してお話します。

アレルギーマーチという疾患概念があります。

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患が、

連鎖的に順番になっていくことを表しています。

鼻炎だから耳鼻科、湿疹だから皮膚科、となると、全体が見渡しにくく、ケアが遅れてしま

う可能性が否定できません。

なので、この時期こそ、より全体的にケアできる小児科に診せていただきたいです。

もちろん、鼻炎や湿疹がそれぞれより専門的にケアした方がよければ、紹介いたします。

 

また、このころの体質というのは非常に重要で、乳幼児期に肥満であっても小学校の入学く

らいまでに解消されれば後々引っ張らなくて済む傾向がありますが、それを過ぎるとその体

質が維持されてしまう傾向があります。

それに対する栄養を中心とした生活指導なども小児科でやらせていただきます。

 

小学校に上がると、成長・発達は一旦安定しますし、風邪をひくことも減ります。

色々と忙しくなることもあり、小児科の受診はぐっと減るでしょう。

 

その後、思春期に大きな変化が訪れます。身体的成長、精神的成長、そして性徴です。

この時期も裏を返せば不安定で個人差も大きな時期であるのはいうまでもありません。

思春期のこの時期に、肉体はピークを迎え、完成します。

この時期までに色々な体質を改善しておかないと、成人になって定着してしまう可能性があ

ります。

例えば、軽度のアトピー性皮膚炎の場合、それまでに治しておくと、その後は湿疹に悩まさ

れる可能性は低くなりますが、

湿疹が残っていると、その後生涯的に湿疹が出やすくなってしまう可能性が残ります。

では、思春期になって気をつければ良いのかというと、それだと少し遅いかもしれません。

思春期は、学校や部活等で忙しく、ストレスも増えるなど、湿疹が悪化しやすくなります。

また、反抗期で保護者の言うことをあまり聞いてくれないことも多いと思います。

例えば外用薬なども、保護者に塗られるのを嫌がったりします。

ですから、思春期になる前、つまり小学校の中ばくらいまでにしっかりと治療をした方が良

いのです。

 

心理面についてです。

小児期・思春期に心理的なトラブルが生じた場合、行く先に困ることが多いと思います。

専門にしている医療機関は非常に少なく、あっても予約が一杯のことがほとんどです。

その場合、一旦とにかく小児科に受診していただいて良いと思います。

少なくとも発達心理的なトラブルから生じたからだの問題や、もともと受診する必要がある

ようなからだの病気をケアできます。また、専門機関を受診する場合も、紹介状があった方

がスムースであったり、より早く対応してくれる可能性があるかもしれません。

 

最後に、保護者の方への対応です。

内科の先生が小児の風邪程度になら対応しているように、小児科も保護者の風邪程度には対

応します。

遠慮せずに仰ってください。

大人の内科や外科を受診した方が良いかどうかの判断もさせていただきます。

 

最後にもう一度。

 

・少なくとも当院は、赤ちゃんから18歳までです。

・迷うなら、一旦小児科を受診してください。

・保護者の方でも、風邪や鼻炎のお薬の処方、予防接種等は対応します。

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